2018/02/19

格差


日本のダンスホールとヒップホップのシーン
音楽そのものだけでなく文化的背景が必ずセットなる似たような世界で、
親和性も高いし、大きな括りとしては同じカテゴリとして扱っていいはず。

でも、この2つには大きな格差があって、全くもって同種のものとは括れない。
マネタイズの規模感、社会的信用、何をとっても大きな差が開いてしまっている。
同じと思っているのはダンスホールの人たちだけでしょう。
 
 なぜこの差が生まれて大きくなったのか。
一番の原因は、行き過ぎた現地至上主義だと思う。

海外現地が正解であるという主張のボリュームによって、
日本独自のシーン形成に大きな影響が出てしまった。
ヒップホップシーンからはそういう声を聞いたことがない。
ダンスホールにおいては、昔はあまり聞かなかったが、年々その主張が目立つようになり、結果的に入り口を狭めてしまったためにシーンが拡がらなかったように感じる。

業界がシュリンクしている今こそ、日本独自のシーンはそれはそれで良いものだと
自信を持って声を大にして主張しないといけないと思う。