①はじめに
今年はDJが主体の音楽フェスに幾つか足を運びましたが、これまでの「DJ」というものが日本でも大きく変わっていくんだろうなというのを実感しています。また、最近、友人が引越しをした際の「みんなレコードどうしてるの?」って話がフェイスブック上の30オーバーの元Bボーイ友達の間で話題になり、DJを取り巻く音楽技術革新とクラブシーン、DJの今後のについて思うところがあったのでまとめてみたいと思います。
まず、これを読む若いDJ達に一番伝えたいのは、「クソ重たいレコードを大量に運んで、鬼のように吸わされて、テキーラ飲まされたうえに朝方スピーカー運んでたようなハードコアな時代は大変だった!今はUSB一本だし酒も大して飲まないし楽でいいな!」というおっさんの回顧録ではないということ。全く間逆で、今そしてこれからDJをやるっていうのは想像を絶するようなセンス、スキル、努力が求められるとんでもない大変なことだということです。
さて、世の中では、iTunes以降の音楽提供のスキームが市場を再定義した破壊的イノベーションだとかなんだとか、音楽の考え方や生活への関わり方を根底から変えたといわれてきました(とします)でも、この10年ぐらいで我々を取り巻く音楽環境は本質的な部分で劇的に変わったのでしょうか?
イノベーションには、従来の製品やサービスなどの既存市場に改良を加え、より高品質・高性能なものを追加していく持続的イノベーションと、既存製品やサービスなどの既存市場の価値を破壊する可能性がある全く新しい価値を生み出す破壊的イノベーションがあるといわれます。それぞれのイノベーションに必要なのは、ユーザーが想定しうるニーズではなく、本来実現したい目的だが気がついていないことを発掘するということが一つ、次にその目的を満たすための解決策に新たな視点や創造性を持たせること、そしてその解決策に含まれる矛盾を克服することだそうです。(グーグルの検索結果先の文書より引用)
クラブという場所における音楽にこれを当てはめた場合、ユーザーのニーズにおける、本来実現したい目的だが気がついていないことの発掘、その目的を満たすための解決策に新視点、創造性を持たせる、そしてその解決策に含まれる矛盾の克服とは何でしょう?ここがドラスティックに変わっていない限り、音楽業界にイノベーションが起こってクラブにも波及してくるということにはならないってことですよね?自分にはここは全く変わっていないように思えます。後述しますが、フェスという新しい形でのDJの関わり方が出てきたこれからは変わっていくと思いますけど。
クラブDJをやっている人間の感覚としては、音楽の入手経路やデバイス、ライフスタイルへの音楽の刺さり方等々が変わったところで、今クラブという現場でやっていること、今後やることに何の変化もないと思ってます。DJは他人の著作物を途切れずに繋げて演奏することにより生み出されるグルーブ感でお客さんの高揚感を煽り、場合によっては踊らせ歌わせ、音楽自体の楽しさをお客さんに伝える。さらに、アルコールを摂取してコミュニケーションが円滑になっている非日常的な環境において、その音楽をハブとして人的交流を促進させることのお手伝いをする。という主たる目的には変わりはありませんし、その目的の対象となるお客様のニーズも大きくは変わっていくことはないと考えます。(何度もいうけどフェスはちょっと違う。)
ここ数年、音楽のデジタル化がクラブシーンにおけるプレイヤーのあり方を変えたことの是非みたいな話をよく目にしますよね。誰でも簡単にDJを出来るようになったから質が下がったとかいうやつ。でも実際はそんなことは全くないし、音楽の形が変わったのは単なる物質的な変化で、上述の通りDJがやることは全く変わっていないと思います。
では、次回はその音楽の物質的変化について書いてみます。
2015/08/21
ラーメンフリークこそ漢である
以前、スニーカーのシグナリングツールとしての機能について述べたけど、ネットとりわけSNS上で一般人がシグナリングするのに適したツールは他にも色々ありますよね。ゲームの情報でも面白い映像でも何でも商売になりユーチューバーが億と稼げる時代。そんな中でも男性が同姓からのリスペクトを得られるシグナルを発することができるツールの代表格は昔から「ラーメン」と決まってます。
スニーカーその他のコレクターズアイテムと違って単価は安いし、新店は全国で年に数千軒オープンするらしくネタ切れはないしで継続して情報発信するネタとしてはうってつけ。老若男女問わずないターゲットが広いというのも好条件。したがって、SNS黎明期にはラーレポが沢山見られたし、僕も仲間と一緒にやってました。走DEBU(ランデブー)っていうブログ。自然解散しちゃったけど非常にもったいないとんでもない高クオリティなブログでした。
そのブログではラーメンに限らず色々なお店について食レポをしてたんだけど、中でもラーメン店レポはレアスニーカーの情報発信と同様、店の情報を持っていること自体が今いけてる感を出せるということもあって、ポーザーにはもってこいのシグナリングツールの1つでした。
しかしながら、今はSNSの発達により食レポ行動が一般化し、情報の伝播速度が速まって情報数が増えたことで情報価値の陳腐化速度が上がってしまい、承認欲求を満たすための手段としての価値が下がってしまったのか、そもそも情報を積極的に発信することが良しとされる時代ではなくなったのか、良いものは独り占めしたいという心理の方が勝るようになったのか理由はなんだか分からないけど、ラーレポ投稿する人は減ってるし、そもそも食レポ投稿自体が減ってる。自分もやらなくなってきた。
だからこそ、情報が洗練され、本当にいけてる情報が出回るようになっていて、情報の受け手としても発信し続ける側としても好都合ではないのかと考えました。ラーメンウィンウィンの時代。
そんな時代だからこそ、ラーメンにまつわるいけてる情報を発信し続けることができているという人に対する男性社会でのリスペクトというのは確乎たるものがある。あいつはずっとブレずに好きな麺というモノを追い続けてるんだなという男らしさの現れにもなり、いけてるラーメン店を知っている男こそ漢だとなる。ならないかww
ということで、「結論としてラーメンなんてそもそも論わざわざ食いにいくもんじゃない」という大前提はわかっているのに男であればわざわざ色んなお店に行ってしまうというという、ラーメンという非常に魅力的なコンテンツについて、「わざわざ行かなくていい店リスト」という形でまとめようと思います。
そしてその先にはもう一つのプロジェクトが・・・ 伏線です。
スニーカーその他のコレクターズアイテムと違って単価は安いし、新店は全国で年に数千軒オープンするらしくネタ切れはないしで継続して情報発信するネタとしてはうってつけ。老若男女問わずないターゲットが広いというのも好条件。したがって、SNS黎明期にはラーレポが沢山見られたし、僕も仲間と一緒にやってました。走DEBU(ランデブー)っていうブログ。自然解散しちゃったけど非常にもったいないとんでもない高クオリティなブログでした。
そのブログではラーメンに限らず色々なお店について食レポをしてたんだけど、中でもラーメン店レポはレアスニーカーの情報発信と同様、店の情報を持っていること自体が今いけてる感を出せるということもあって、ポーザーにはもってこいのシグナリングツールの1つでした。
しかしながら、今はSNSの発達により食レポ行動が一般化し、情報の伝播速度が速まって情報数が増えたことで情報価値の陳腐化速度が上がってしまい、承認欲求を満たすための手段としての価値が下がってしまったのか、そもそも情報を積極的に発信することが良しとされる時代ではなくなったのか、良いものは独り占めしたいという心理の方が勝るようになったのか理由はなんだか分からないけど、ラーレポ投稿する人は減ってるし、そもそも食レポ投稿自体が減ってる。自分もやらなくなってきた。
だからこそ、情報が洗練され、本当にいけてる情報が出回るようになっていて、情報の受け手としても発信し続ける側としても好都合ではないのかと考えました。ラーメンウィンウィンの時代。
そんな時代だからこそ、ラーメンにまつわるいけてる情報を発信し続けることができているという人に対する男性社会でのリスペクトというのは確乎たるものがある。あいつはずっとブレずに好きな麺というモノを追い続けてるんだなという男らしさの現れにもなり、いけてるラーメン店を知っている男こそ漢だとなる。ならないかww
ということで、「結論としてラーメンなんてそもそも論わざわざ食いにいくもんじゃない」という大前提はわかっているのに男であればわざわざ色んなお店に行ってしまうというという、ラーメンという非常に魅力的なコンテンツについて、「わざわざ行かなくていい店リスト」という形でまとめようと思います。
そしてその先にはもう一つのプロジェクトが・・・ 伏線です。
2015/06/19
プロ?
「プロに無償で仕事を頼むDQNはシネ!」
みたいな話がよく出回るようになりました。
でもちょっと待って欲しい。
みんな本当にそんなこと言えるほどプロなのか?
世の中のプロのレベル低くなりすぎてないか?
ユーザーはプロとして信頼するから依頼するんですよ?
その信頼を裏切ってませんか?
最近、アレはできないコレしかできないっていう自称プロや
とてもプロとは思えないような仕事をする、その仕事を生業とする人というのを立て続けに目の当たりにして激萎えた。。
ある意味自分と同業の彼らが、プロとして世の出ているのに
蓋を開けてみたらそんな感じ・・・ むしろお前らがシネよと。
もちろん、それらは素人目にもそれは無いだろっていうレベルで、
どういった理由で対価性があると判断されているのか謎であるのが、
誰の目にも明らかであるというようなプロのパフォーマンスについて述べている。
その点誤解なきように。
ということで、
これまでもずっと、ド素人のポーザーのサラリーマンが
プロの世界で同じ土俵で同じようなことを、
下手したらプロより高次元でやる
ということに拘ってきましたが、今後はより一層
そういう意識でやりたいと思います。
自称プロの皆さん
おれら素人より下手だったり面白くなかったりいけてなかったら
お金もらっていることを、それで食ってることを心から羞じてくださいね。
ことクラブ業界っていうカテゴリの話でいえば、
いけてるっていう要素にはファッション、文化的背景、
人脈、プロップスその他諸々の要素を含めてプロとしての
圧倒的なレベルの違いを求めます。
風営法も変わって、これから職業として確立していく中で、
プロの職業人としての自覚がより一層必要になると思います。
自分の成果物、パフォーマンスには相応の対価性があるのか、
自称プロの方々はしっかり再確認いただきたい。
もちろん、自分の周りにはそういうプロはいません。
そこもポイントだよね。
恐らくそういう人の周りには、有象無象の自称プロが集まってるんでしょう。
2015/05/11
2015/03/19
先日ジョーダンについてはアピールツールとしての価値が低下したから興味ないと書きましたけど、本当に一気に市場価値が下がってしまったように感じます。。
一方アディダスが話題の中心で売れているように見えますが、実際にはそんなことは全く無いとアディダス社員の友人が言ってました。
結局のところモノが売れて無いんでしょうね。
そもそも論、運動靴のくせに高すぎて買わないし、そういうカルチャーやファッション自体が小規模なのもありますが、若い人達がお金を使わなくなっていることもまた事実なんでしょう。
我々30代のBBOYはその文化というか生き方というか結局は宇田川町という街になのか、これまで何百万単位のお金を落として大人になりました。
それは、特定のカルチャーの中で生きるための必要経費であり、投資だったと思う。
自分の場合、更にダブプレートという凄まじい沼にはまり、20代で稼いだお金の大半をつぎ込んでしまったため、今非常に苦しい思いをしています。
若い頃はよくあいつはボンボンだからみたいなことを言われて大変嫌な思いさせられましていまだに恨んでいますwが、実際は自分で働いて稼いだボーナスを全額後輩に渡してダブを録りにジャマイカに行かせるなどして全てリーガルに自分自身の労働の対価として得たお金だけをひたすら音楽につぎ込んでました。
とはいっても、もちろん新卒リーマンが稼ぐお金ですから大したことはない。でもそれを貯蓄して投資してきた周りの同世代と比較するととんでもない資産の開きができてしまったのは事実。。。 周りは家を買い、車を買いしている中、自分は何もできていないし。。
じゃあ今後悔をしているか?というとそうでもなくて、結局こういう人生でよかったなと思ってますよ。
そうやってお金を使ってしてきた経験とそこで得られた人との繋がりが今の自分の人生を本当の意味で豊かにしてくれていると思ってます。
何故こんな話をするかというと、ちょっと前にこのような記事が話題になったのがきっかけ。
http://soundrope.com/blog/newdj-record/
和訳が下手なのか元の文章がいけてないのか、これ自体全然魅力的じゃない文章になっちゃってるけど、若いDJは一読を。
自分は、内容については、真っ向から否定するつもりはないけど、いまいまのDJに求められる要素ではないと思ってます。
自分で曲やリミックスを作って、Webにアップして、評価を得て、ブッキングを受けてできもしないDJをぶっつけてガンガンやって何となくできるようになってく。こんな感じのほうが遥かに上手くなり有名になる近道でしょうし、金銭や時間や労力の投資対象としてレコードっていうのは違うかな。
でも、この記事をみんながシェアした時に思ったのは、きっと本来この文章の中でしっかり説明されるべき重要な要素があってそれを伝えたいなってこと。
それは、アナログレコードを物質的に集める際に生じる人的コミュニケーションの大事さ。いわゆるリンクってやつ。その経験のためにお金や時間という大事で有限な資源を使って物質的な収集をすることも重要だと。
今でこそ買い物は全て通販が当たり前で、リアルな店舗に行ってネットより高いものを買うなんていう金銭&時間的なコストを割くことは非常にムダだと思われる時代になってますが、お店で人やモノに触れながら、怖い店員が進めるものを無理やり買わされたり、色んな失敗を繰り返しながら、「ああ、自分が本当に好きなものはこういうものなんだ」っていうのを手探りで掘り当てていく。これがとっても大切で、Digといわれる行為の本質であるし、その上に成り立つのがDJなどのカルチャーだと思ってます。先のリンク先のコラムの①は大分端折ってるけどそういうことかなと思います。
話が散らかってきて、何が言いたいのか良く分からなくなってきたけど、要するに、お金や時間などを使うという行為には当然ムダが伴うけど、正しい使い方をすることで、将来とても重要となる経験や人との繋がりが得られるなど、本当の意味での投資に繋がるってことです。
いやいやおっさん、今はSNS他のツールで全世界と一瞬でリンクしてお前らがやってきたことより遥かにでかいことが効率的にコストもかけずにできるんだって言われるんだ思うけど、じゃあそれをやって見せてくれ。日本で若いとんでもないプロデューサーやDJが欧米並みに出てきたら自分の考えは改めようと思います。
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