気がついたら年始の投稿から半年経っていた。
年始に今年は世代交代だ的な話をして、諸々若手に任せて回していくことから、
自分が無駄な発信をして老害にならないようと思っていたからだ。
という訳ではない。
一歩引いて自分のいる世界を見ると、あらゆることがどうでも良く見えて、
一々何かにつけて発言する気にならなくなっただけだった。
そんな感覚で何を書こうかなって思ってたらちょっと良いネタがあったので久々に書いてみる。
とあるアパレル業界の専門家のブログで、
大衆は洋服のことなんてほとんど知らないんだから
「ノースリーブワンピース」を「ランニングシャツが長いみたいなの」とか普通に言うし、
店舗の陳列を見て、女物と男物の区別も付いたり付かなかったりが当たり前だという投稿があった。
これは超絶ごもっとも。
自分もどちらかというとそっちの類の人間だと思うから良く分かる。
横文字の名称を積極的には使わないし、服だ靴の細かい機能だとか素材だとかほんとにどうでもいい。
更に、モノの付帯情報に関してはどうでもいいを通り越して無意識にシャットアウトしている。
そういう部分にお金を払うという感覚に至っては、ほんとにコンマ1ミリも持ち合わせていない。
自分が作っているものは単なるコスプレ用具で服ではないと定義しているのもそういう理由からだ。
先のブログでは、そういった層(良く分かってない大多数の人達)を「サイレントマジョリティ」であると定義し、
そこを教育し、惹きつけられないブランドが多いから不振に喘ぐブランドが多いとまとめていた。
果たしてそうなのか?
「ブランド」ということでいえば、ちょっと違うと思う。
例えば「ルイビトンのランニングの長いやつ」が欲しいババアは沢山いると思う。自分もそうだ。
ババアや自分達からしたら、それがどういう用途のアイテムで名称がどうで、
どんなデザイナーが何をイメージしてどんな生産工程で熟練の技がどう盛り込まれて作られているかなどどうでもいい。
ブランドという信頼を求めたり、そのイメージを身に付けることで見栄を張ったりしているだけ。
そういう意味では、やはり一流のブランドはサイレントマジョリティに対しても、ブランディングがしっかり出来ていると思う。
音楽というかDJのブランディングと市場拡大も同じだと思う。
自分は昔からジャンルとか全然知らないし、流行り廃りとかもどうでもいい。
なんとなくこういう感じが好きとかかっこいいとかはあっても、
それすら結構ブレるし、
音楽に付帯する細かい事については全くといって興味がない。
音楽の話しをしてて適当な相槌を打っている時は全く分かっていないと思ってもらって差し支えない。
ポーザーというのはそういう意味だから。
そういうサイレントマジョリティが沢山いるなかでも、真の意味のブランディングは必要なんだけど、
そのうえで、「なんとなく彼らの音楽や雰囲気が好き」ぐらいのお客さんを
如何に味方に付けられるかどうかが大事。
DJの世界でいえば、ここ数年箱DJ的な人達が台頭しているのはそういうことなんだと思う。
サイレントマジョリティ向けの流行りの音楽だけでなく、
DJとしてやらないといけないことも多少混ぜて上手く提供できて
玄人に文句を言わせずに、サイレントマジョリティのニーズも満たせているから。
別にものすごく面白い訳じゃないけど上手いし、分かってるよねっていう。
これに対して、2017年に入ってから良い意味でオタクの興隆が目立って潮目が変わってきたように感じる。
元々うるさい声のでかい少数派をターゲットにしたタイプの人達がネットの世界からリアルな世界に出てきた。
彼らが、サイレントマジョリティにまでしっかり教育したり、そういう層を巻き込んだりしてシェア拡大できるのか、
現状に手詰まってるブッキング担当やイベンターが、目立ってきたオタクを目新しい流れとして乗っかって起用して
一過性の流行りで終わるのか見物だと思う。
うちは、時流の見極めが難しい今年はより一層マイペースにポーザーとして、そのどちらの要素も取り入れて適当にやるだけ。
若手は毎日動き回ってるけど、自分は夏までは大きいイベントが月に1個ぐらい。
その分、一回一回のクオリティを上げて楽しんでいきたい。
一番サイレントマジョリティの気持ちが分かるプレーヤーとして。
2017/05/30
2017/01/06
2017 念頭の挨拶
年頭にあたり、2017年に向けた思いをお伝えします。
昨年は世界中で劇的な変化が数多く起こり、今年は更に不確実性が増すなどといわれています。
我々は、活動当初から、時代の変化スピードや不確実性などを常に最重視して活動してきており、それらに対応するための新たな音楽の解釈や提供方法の考案、実践を絶え間なく続けてきたことで、シーンでの地位を確立して参りましたが、酉年ということもあり、より一層広い視野でシーンを俯瞰し、新しい価値提供のスピードアップを図っていきます。
昨年度の活動においては、シーンに生き残るために求められることを的確に把握し、シーンの裏側を深く知ったうえでキメ細やかなパイセン対応をするなど、日々並々ならぬ努力をされたTPP若手メンバーには大変感謝しています。本当にありがとうございます。今年はより一層のシーンへの楔の打ち込みに大いに期待します。
さて、私たちの基盤事業であったダンスホールミュージックの日本国内での市場規模は年々縮小し、従来のビジネスモデルでの活動領域の創出はどんどん難しくなってきています。
このような状況は、かねてから想定していたことであり、そのために「TOKYO POSE POSSE(TPP)」での活動を加速・進化させてきた訳ですが、お客様、シーンの求める新しい価値観に応えられるよう、より一層の進化をするために、今年考えていることをご説明します。
一つ目は、TPPにおける活動領域拡大です。市場の伸びが見込みにくい領域ではあるものの、世界的なBPM100ブームは流行から定番に移りつつあり、付加価値の高い音楽を海外向けに提供(得にネット上)することで新たな活動領域を拡大します。
二つ目は、将来のTPPを支えるメンバーの早期育成です。メンバーそれぞれが持つ得意分野で成長性が見込まれるものがいくつもありますので、それらについて、主体的な活動を促し、チームとしても重点的に強化していきます。
チームの総力を結集して、未来を見据えた強いTPPを作り、「オーディエンスサティスファクションの最大化」という使命を最優先に、お客様の真の「楽しさ」に貢献し、「流行」を新しい価値として提供することにチームの総力を挙げて取り組んで参ります。また、昨年以上に、お客様や業界からの「良かった」の輪を広げて、シーンの発展に寄与できるよう楽しく活動していきたいと思います。
最後になりましたが、この一年の皆さんとご家族のご健勝とご活躍を祈念いたしまして、新年の挨拶といたします。
2016/11/30
終わりの始まりに備えるには
前回の続き
時代の変化に柔軟に対応しないといけないということは延々言い続けてるけど、じゃあどういう風に変化していけばいいのか、どんな情報を掴んでどんな流行選択すれば正しい変化についていけるのかというと難しい。
これだけ情報が簡単に手に入るんだから簡単だろうという人もいれば、情報がありすぎるから良くないんだという人もいますよね。
情報が簡単に手に入るし発信できるから、世界中と時差なくそれっぽいことを簡単に出来るし、出来てるように見せることも簡単だからとりあえずそれをやればいいという人もいます。情報収集をしっかりしてその時点の流行をキャッチできれば、その時点でそれなりに見えるスタンスを演じることは簡単にできるし、そのハードルは極端に下がったからそれをやらない手は無い。それすら出来ていないのは情弱でプレイヤーとしての価値がないと。
逆に、これだけ情報が簡単に手に入る時代になっても、変なことを言う人ばっかり増えて誰もちゃんとした未来の流行予想なんてできてないし、むしろ正解なんかなくなったという人もいます。昔だったら、例えば海外のDJが何をかけて何を着ているか知ることすら非常に難しかったからそれを真似してフォローできている時点で一定の評価を得ることが出来た(これを昔はリアルという言葉で定義し重要な価値基準とした)けど、今はそんなのインスタ見れば一瞬だからそれをフォローすることが正解でもないし、そんなことに価値はない。昔言葉のリアルという概念がなくなったんだから、情報に左右されずに独自のスタンスを貫けないならプレイヤーとしての価値がないと。
どっちも重要なんだけど、結局は当たり前のことを当たり前にできる常識を持ってさえいれば、情報にまどわされることなく、変な予測をする必要もなく、身勝手な独自路線を歩むこともなく、それなりに上手く波乗りできます。
じゃあそのベースになる常識ってなんなのか?常識すら変わっていってるのか?というのはまた次回
2016/11/15
終わりの始まり
こういう風に捉える向きもあるけど、日本のクラブシーン全体を俯瞰すると全然違って、
ショーンポールなどが現状に苦言を呈していたのと同じく、結構危機的な状況だと思ってます。
終わりが始まった感が凄まじい。
ショーンポールなどが現状に苦言を呈していたのと同じく、結構危機的な状況だと思ってます。
終わりが始まった感が凄まじい。
ヒップホップやダンスホールがロービートというフォルダ名のカテゴリの1つ(もはやジャンルですら無い)
に成り下がってしまったので、来年このブームが去ったあとには何も残らないでしょう。
フォルダごと削除して終わり。
に成り下がってしまったので、来年このブームが去ったあとには何も残らないでしょう。
フォルダごと削除して終わり。
時代に合わせて変化していくことは必須だけれど、本質を見ないで上辺だけ時代の変化をなぞるのは本当の変化ではない。
今のシーンをみると、変化しないことでシーン守ろうとする方向にみんなが向かっているように感じるけど、
本質を伝えながら変化を促していくことが重要だと思う。
本質を伝えながら変化を促していくことが重要だと思う。
極力そのようにしていきたい。
老害と思われないように。
そのためには、何倍も先をいって自分が変化し続けなければならない。
おっさん達もっと頑張ろうよ。
終わりの始まり
こういう風に捉える向きもあるけど、日本のクラブシーン全体を俯瞰すると全然違って、ショーンポールなどが現状に苦言を呈していたのと同じく、結構危機的な状況だと思ってます。終わりが始まった感が凄まじい。
ヒップホップやダンスホールがロービートというフォルダ名のカテゴリの1つ(もはやジャンルですら無い)に成り下がってしまったので、来年このブームが去ったあとには何も残らないでしょう。フォルダごと削除して終わり。
時代に合わせて変化していくことは必須だけれど、本質を見ないで上辺だけ時代の変化をなぞるのは本当の変化ではない。
今のシーンをみると、変化しないことでシーン守ろうとする方向にみんなが向かっているように感じるけど、本質を伝えながら変化を促していくことが重要だと思う。
極力そのようにしていきたい。
労害と思われないように。
そのためには、何倍も先をいって自分が変化し続けなければならない。
おっさん達もっと頑張ろうよ。
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