③音楽を取り巻く物理的変化その2
最後に買ったプレイ用の7インチはJunkanoo Riddimだったかな。既にレコードは使わないけどこれはきっと最後のグローバルヒットだろうから記念に買っておこうみたいな感じでした。実際には2004年以前から新譜のレコードプレイは全くしなくなってたと思うから、業界内では相当早い段階でレコードからCDに切り替えた方だったかと。
その頃からCDJというツールがクラブプレイに耐えうる機械になり、ほとんどのクラブに常設されるようになっていったということもあいまって、特にダンスホールレゲエのプレイヤーにおいてはデジタルデータをCDに焼いたものを再生するという形態が益々加速し一般的になっていきました。
あと、他のジャンルに先行して脱アナログ化が進んだ原因にはダブプレートという特有のシステムの影響がかなりあるかな。説明するまでも無いけど、ダブはアーティストに歌ってもらった自分専用曲、スペシャルとも呼ばれるもの。レゲエの世界では特にこれの良し悪しや所有数が評価に直結するためレコード以上の主要なプレイ音源でした。CDJが出てくるまでは、アセテート盤というレコードの前段階にサンプルで作るような簡易レコード(といってもとても重たいレコード盤)に自分専用曲を入れて所謂ダブプレートとしてかけていました。2000年初頭ぐらいには日本にもいくつかプレートを作ってくれる業者さんもあったりしたけど、当時はほとんどみんなジャマイカまで行って向こうで歌を歌ってもらってそれを何十ドルもかけてアセテート盤というレコードにしてかけるというとんでもない手間とコストをかけてプレイヤーたる地位を獲得していったのです。レゲエサウンドの人達は、通常のレコードだけでなく、ダブプレートを作り、更にはスピーカーまで作らなければ一流と認められなかったから、1000万ぐらいは余裕でかかる仕組み。
自分達が始めた頃憧れた先輩達はみんなそれをしっかりやってたし同世代もみんなそのセオリー通りの世界で勝負してってた。人生のかけかたが半端じゃないんですよ。だから、未だにレゲエサウンドがブラックミュージック界隈で独特のリスペクトのされ方をするんだと思います。自分も、子供の頃から貯めてたお小遣いと、社会人になってからは普通にサラリーマンとして働いて、ボーナスの全てと給料のほとんどをダブに費やしました。森ビルがどうの(メンバーが関連会社に勤めてるだけだし)とかいわれの無い誹謗中傷?で散々嫌な目にあったけど、それに関しては未だに恨んでるw。まあ、今でも、勤めている会社名を知っていても年収何千万らしいとか、そんなクソみたいな社会常識を逸脱した話がまかり通っちゃうのも酷い世界だなってことの表れでそこも問題なんだけどね。当時はネット上での噂話とかでそういうのが特に多かった。流行に流行ったダンスホールレゲエが完全なるDQNミュージックになってしまった時代なのでしょうがないですね。当時は二足の草鞋はNGって風潮があったからそれを払拭したくてサラリーマンを前面に押し出したらバビロンとか言われたり。。。
って話がそれ過ぎるからそれはそれで今度書こう。
話を戻すと、ダブプレートを作らずにCDでかけられることで重さもコストもものすごく軽減できるため、ダンスホールレゲエ業界界隈ではデジタルデータの流通とCDJの利用が急速に広まっていきました。リミックスもその日用で作ったものをその場でかけられるというのがそれはもう劇的な進歩。ダブが最重要だったレゲエサウンドにとって、重いダブプレートの持ち運びから解放されるための脱アナログ化は至極当然の流れでした。
モノマネポーザーは10年前はブラックチャイニー、今はメイジャーレイザーのフォローとそういう意味では全くブレずにネタ元を一貫して真似してるわけですが、当時はブラックチャイニーなどのマイアミレゲエを真似てユーロビート×ダンスホールのリミックスとかを一生懸命作っており、CDJより更に見た目にもハイテク感というかレゲエ特有のいなたさを払拭しいとか思っていたため、その後すぐIndigoDJとかいう変なサウンドカードを使って無理やりPCでプレイしたりもしました。当時はスクラッチライブみたいなインターフェースとタンテなどのデバイスを繋ぐような仕組みはなかったから、PCとミキサーをサウンドカードで直接繋いで、PCはマウス操作って感じ。傍から見たらまったくDJには見えなかったでしょうし、あいつ何やってんの的な冷ややかな目だった。
そんな工夫も色々して無駄な投資もいっぱいしてきたけど、今は必要な機材は現場にあるし、ツールはタダだし、音源もタダみたいなもんだし楽。Mixed In keyが高くてどうしようとか言うのはやめましょう。
そんなこんなで、データのみならず音楽関連情報に関しても同様に、リアル店舗をハブとして情報や人が繋がっていくという従来の情報の流れはネットワーク上でのデジタルデータのやり取りという流れに置き換えられていきます。これは一般的な情報と同じですが、情報の入手先は最初はフォーラム的な掲示板からスタートして、ブログや専門サイトに移行し・・・というフォーマット変遷の紆余曲折を経てあらゆる情報はデジタルデータとしてネットワーク上でやり取りされるようになりました。
この頃からDJ(というと語弊があるかな?セレクターならほぼこれが当てはまるでしょう)の音楽データの入手は次のフェーズに入り、最新音源がアップロードされたサイトのURLリンクをいかにして入手するかと同義になっていきます。P2Pでデータそのものをやり取りすることからクラウド上のデータへのアクセスリンクという「情報」を入手するという形へ変遷したということです。iTuneなどの正規音源のクラウドサービスがしっかり整備されるのはもっと後のことで、その期間が長かったためデータ=フリーという概念が定着してしまったのは世間一般の話としても同じでしょう。
音楽にかかる諸々のデジタル化により、新譜レコードのリリースの絶対量は減りましたしレコード屋さんも減り、今では物理的なレコードで新譜を手に入れる人はマニアコレクターだけで、DJといえばアナログレコードではなくデジタルデータを扱う人になりました。近年レコードの需要が増えているとかアマダナガーとか盛り上がってきてますが、当時のように必要だしそれしか入手方法がないから買わざるを得ないという状況に戻らない限り、当時のようにレコードが売れることは無いように思います。
このように、かなりの短期間の間に音楽=デジタルデータに変わったことで何が変わったかというと、プレイ時の持ち物がレコードからPCに変わりUSBに変わっただけ。最初に述べたように、DJと呼ばれる人達は2015年現在と30年前とやることもやっていることも何も変わっていません。
じゃあ変わってないし変わらない中で何を変えたらいいのかは次に。さすがに長いか・・・
2015/10/01
②
②音楽を取り巻く物理的変化その1
音楽の入手経路やフォーマットの変遷についてはここ10年ぐらいの間にとんでもなく大きな変化がありました。しかし、それがDJ、クラブに変化をもたらしたとはいえないと思ってます。STEMでこれからもっともっと変わるんだとか言うかもしれないけどそうはならないでしょう。
自分の場合、2000年頭までは音楽はレコード屋さんの店頭で「レコード」というプラスチックの媒体に固定された状態の“モノ”を物理的に購入するという形式で音楽を入手してました。当時まだCDJは今のような使い勝手のいいものではなかったためCDは使い道がないからほとんど買わなかった。そもそもレコード買うだけでとんでもないお金がかかったから更にCDまで買うとか無理だけど。。。
また、情報に関しても、基本はレコード屋・クラブ・洋服屋などのリアル店舗での収集が主で、雑誌やメディアから得る情報を質・量共に遥かに上回っていた(DJというプレイヤーとして有用な情報という意味で)と記憶しています。
ところが、この頃から、ブロードバンド化などインターネット技術の発達に伴い、音楽がデジタルデータとして流通し始めます。データそのものを流通させるという方法が安価にできるようになるにつれ、音楽をテープ、CDなどの記録媒体に固定してその媒体を流通させるという仕組みを採る必要がなくなったのです。
まずは何らかの形で作り手の元からリークしたmp3形式の音楽データはP2Pという仕組みを利用して拡散されるという状況が増えていったと思います。若い子は知らないかもしれないけど、Winnyに代表されるような、簡単にいうと著作権法上は違法なデータ共有システム。お互いの持っているデータをWebを介してトレードできる仕組み。今でもたまにアニメをアップロードして捕まりましたとかニュースになるアレです。そのP2Pも最初はクローズドな世界で、玄人とかプレイヤーだけが互いの音源をトレードするために利用するプロ用のマーケットプレースみたいな感じでした。ほぼサウンドマンしかいないんじゃないかっていうようなP2Pアプリもあったり、ギークな感じがとても楽しかった。P2P上でやり取りされるデータの中でも持っているとすごいと思われるのがアカペラデータ。中には後述するダブのものもあって、サウンド名が消されていたりそのままだったり、こういうのは当然スタジオの人間がネットワークの流したものですが、レアなアカペラをゲットするにはトレードするレア音源を持ってないとダメだったりとカードゲームみたいな要素もありました。
しかし、こうした音源入手ルートを確立した人間の中には当然それで金儲けしようっていうバカもいっぱい出てきます。ソースが正規であれ非正規であれこれらの音源をコンパイルして逆にCDという媒体に固定し物理的にも流通させ始める者が現われます。カナダのAUDIOMAXXXのキングラージとか覚えてる?そういうのが特にダンスホールレゲエ業界では急速に広がりました。(他のジャンルはどうだったのかは知らないので誰か教えてください。)
つまり、当初は一部のプロに近い人達だけがプロモ的に取り扱っていた「音源データそのもの」がCDの形で違法に流通するようになったため、一般ユーザーもそれを容易に手に入れらるようになり、ソースがよく分らない音源が膨大な量流通するようになってしまいました。その頃から、正規版のレコードのリリース量は減る一方で、かけたい曲(特に最新の)を手に入れるには、そうしたプレリリースのデジタルデータを入手しなければならないという変な状態が当たり前になっていきます。元々、レゲエのレコードショップはプロショップ的な意味合いが強かったため、この、プレイヤー間でのP2P型音楽入手の広まりの先にある、データCD販売が店舗型音楽販売というモノが、既存のレコードショップというビジネスモデルに与えたインパクトは相当なものがあったと認識しています。ほんとはこの辺の事をもっと深く書きたいんだけど、それだけで何万字になってしまうのでその辺はボスウイングスのタケ辺りに書いてもらいましょう。
これが2000年初頭のお話です。
音楽の入手経路やフォーマットの変遷についてはここ10年ぐらいの間にとんでもなく大きな変化がありました。しかし、それがDJ、クラブに変化をもたらしたとはいえないと思ってます。STEMでこれからもっともっと変わるんだとか言うかもしれないけどそうはならないでしょう。
自分の場合、2000年頭までは音楽はレコード屋さんの店頭で「レコード」というプラスチックの媒体に固定された状態の“モノ”を物理的に購入するという形式で音楽を入手してました。当時まだCDJは今のような使い勝手のいいものではなかったためCDは使い道がないからほとんど買わなかった。そもそもレコード買うだけでとんでもないお金がかかったから更にCDまで買うとか無理だけど。。。
また、情報に関しても、基本はレコード屋・クラブ・洋服屋などのリアル店舗での収集が主で、雑誌やメディアから得る情報を質・量共に遥かに上回っていた(DJというプレイヤーとして有用な情報という意味で)と記憶しています。
ところが、この頃から、ブロードバンド化などインターネット技術の発達に伴い、音楽がデジタルデータとして流通し始めます。データそのものを流通させるという方法が安価にできるようになるにつれ、音楽をテープ、CDなどの記録媒体に固定してその媒体を流通させるという仕組みを採る必要がなくなったのです。
まずは何らかの形で作り手の元からリークしたmp3形式の音楽データはP2Pという仕組みを利用して拡散されるという状況が増えていったと思います。若い子は知らないかもしれないけど、Winnyに代表されるような、簡単にいうと著作権法上は違法なデータ共有システム。お互いの持っているデータをWebを介してトレードできる仕組み。今でもたまにアニメをアップロードして捕まりましたとかニュースになるアレです。そのP2Pも最初はクローズドな世界で、玄人とかプレイヤーだけが互いの音源をトレードするために利用するプロ用のマーケットプレースみたいな感じでした。ほぼサウンドマンしかいないんじゃないかっていうようなP2Pアプリもあったり、ギークな感じがとても楽しかった。P2P上でやり取りされるデータの中でも持っているとすごいと思われるのがアカペラデータ。中には後述するダブのものもあって、サウンド名が消されていたりそのままだったり、こういうのは当然スタジオの人間がネットワークの流したものですが、レアなアカペラをゲットするにはトレードするレア音源を持ってないとダメだったりとカードゲームみたいな要素もありました。
しかし、こうした音源入手ルートを確立した人間の中には当然それで金儲けしようっていうバカもいっぱい出てきます。ソースが正規であれ非正規であれこれらの音源をコンパイルして逆にCDという媒体に固定し物理的にも流通させ始める者が現われます。カナダのAUDIOMAXXXのキングラージとか覚えてる?そういうのが特にダンスホールレゲエ業界では急速に広がりました。(他のジャンルはどうだったのかは知らないので誰か教えてください。)
つまり、当初は一部のプロに近い人達だけがプロモ的に取り扱っていた「音源データそのもの」がCDの形で違法に流通するようになったため、一般ユーザーもそれを容易に手に入れらるようになり、ソースがよく分らない音源が膨大な量流通するようになってしまいました。その頃から、正規版のレコードのリリース量は減る一方で、かけたい曲(特に最新の)を手に入れるには、そうしたプレリリースのデジタルデータを入手しなければならないという変な状態が当たり前になっていきます。元々、レゲエのレコードショップはプロショップ的な意味合いが強かったため、この、プレイヤー間でのP2P型音楽入手の広まりの先にある、データCD販売が店舗型音楽販売というモノが、既存のレコードショップというビジネスモデルに与えたインパクトは相当なものがあったと認識しています。ほんとはこの辺の事をもっと深く書きたいんだけど、それだけで何万字になってしまうのでその辺はボスウイングスのタケ辺りに書いてもらいましょう。
これが2000年初頭のお話です。
2015/09/28
①
①はじめに
今年はDJが主体の音楽フェスに幾つか足を運びましたが、これまでの「DJ」というものが日本でも大きく変わっていくんだろうなというのを実感しています。また、最近、友人が引越しをした際の「みんなレコードどうしてるの?」って話がフェイスブック上の30オーバーの元Bボーイ友達の間で話題になり、DJを取り巻く音楽技術革新とクラブシーン、DJの今後のについて思うところがあったのでまとめてみたいと思います。
まず、これを読む若いDJ達に一番伝えたいのは、「クソ重たいレコードを大量に運んで、鬼のように吸わされて、テキーラ飲まされたうえに朝方スピーカー運んでたようなハードコアな時代は大変だった!今はUSB一本だし酒も大して飲まないし楽でいいな!」というおっさんの回顧録ではないということ。全く間逆で、今そしてこれからDJをやるっていうのは想像を絶するようなセンス、スキル、努力が求められるとんでもない大変なことだということです。
さて、世の中では、iTunes以降の音楽提供のスキームが市場を再定義した破壊的イノベーションだとかなんだとか、音楽の考え方や生活への関わり方を根底から変えたといわれてきました(とします)でも、この10年ぐらいで我々を取り巻く音楽環境は本質的な部分で劇的に変わったのでしょうか?
イノベーションには、従来の製品やサービスなどの既存市場に改良を加え、より高品質・高性能なものを追加していく持続的イノベーションと、既存製品やサービスなどの既存市場の価値を破壊する可能性がある全く新しい価値を生み出す破壊的イノベーションがあるといわれます。それぞれのイノベーションに必要なのは、ユーザーが想定しうるニーズではなく、本来実現したい目的だが気がついていないことを発掘するということが一つ、次にその目的を満たすための解決策に新たな視点や創造性を持たせること、そしてその解決策に含まれる矛盾を克服することだそうです。(グーグルの検索結果先の文書より引用)
クラブという場所における音楽にこれを当てはめた場合、ユーザーのニーズにおける、本来実現したい目的だが気がついていないことの発掘、その目的を満たすための解決策に新視点、創造性を持たせる、そしてその解決策に含まれる矛盾の克服とは何でしょう?ここがドラスティックに変わっていない限り、音楽業界にイノベーションが起こってクラブにも波及してくるということにはならないってことですよね?自分にはここは全く変わっていないように思えます。後述しますが、フェスという新しい形でのDJの関わり方が出てきたこれからは変わっていくと思いますけど。
クラブDJをやっている人間の感覚としては、音楽の入手経路やデバイス、ライフスタイルへの音楽の刺さり方等々が変わったところで、今クラブという現場でやっていること、今後やることに何の変化もないと思ってます。DJは他人の著作物を途切れずに繋げて演奏することにより生み出されるグルーブ感でお客さんの高揚感を煽り、場合によっては踊らせ歌わせ、音楽自体の楽しさをお客さんに伝える。さらに、アルコールを摂取してコミュニケーションが円滑になっている非日常的な環境において、その音楽をハブとして人的交流を促進させることのお手伝いをする。という主たる目的には変わりはありませんし、その目的の対象となるお客様のニーズも大きくは変わっていくことはないと考えます。(何度もいうけどフェスはちょっと違う。)
ここ数年、音楽のデジタル化がクラブシーンにおけるプレイヤーのあり方を変えたことの是非みたいな話をよく目にしますよね。誰でも簡単にDJを出来るようになったから質が下がったとかいうやつ。でも実際はそんなことは全くないし、音楽の形が変わったのは単なる物質的な変化で、上述の通りDJがやることは全く変わっていないと思います。
では、次回はその音楽の物質的変化について書いてみます。
今年はDJが主体の音楽フェスに幾つか足を運びましたが、これまでの「DJ」というものが日本でも大きく変わっていくんだろうなというのを実感しています。また、最近、友人が引越しをした際の「みんなレコードどうしてるの?」って話がフェイスブック上の30オーバーの元Bボーイ友達の間で話題になり、DJを取り巻く音楽技術革新とクラブシーン、DJの今後のについて思うところがあったのでまとめてみたいと思います。
まず、これを読む若いDJ達に一番伝えたいのは、「クソ重たいレコードを大量に運んで、鬼のように吸わされて、テキーラ飲まされたうえに朝方スピーカー運んでたようなハードコアな時代は大変だった!今はUSB一本だし酒も大して飲まないし楽でいいな!」というおっさんの回顧録ではないということ。全く間逆で、今そしてこれからDJをやるっていうのは想像を絶するようなセンス、スキル、努力が求められるとんでもない大変なことだということです。
さて、世の中では、iTunes以降の音楽提供のスキームが市場を再定義した破壊的イノベーションだとかなんだとか、音楽の考え方や生活への関わり方を根底から変えたといわれてきました(とします)でも、この10年ぐらいで我々を取り巻く音楽環境は本質的な部分で劇的に変わったのでしょうか?
イノベーションには、従来の製品やサービスなどの既存市場に改良を加え、より高品質・高性能なものを追加していく持続的イノベーションと、既存製品やサービスなどの既存市場の価値を破壊する可能性がある全く新しい価値を生み出す破壊的イノベーションがあるといわれます。それぞれのイノベーションに必要なのは、ユーザーが想定しうるニーズではなく、本来実現したい目的だが気がついていないことを発掘するということが一つ、次にその目的を満たすための解決策に新たな視点や創造性を持たせること、そしてその解決策に含まれる矛盾を克服することだそうです。(グーグルの検索結果先の文書より引用)
クラブという場所における音楽にこれを当てはめた場合、ユーザーのニーズにおける、本来実現したい目的だが気がついていないことの発掘、その目的を満たすための解決策に新視点、創造性を持たせる、そしてその解決策に含まれる矛盾の克服とは何でしょう?ここがドラスティックに変わっていない限り、音楽業界にイノベーションが起こってクラブにも波及してくるということにはならないってことですよね?自分にはここは全く変わっていないように思えます。後述しますが、フェスという新しい形でのDJの関わり方が出てきたこれからは変わっていくと思いますけど。
クラブDJをやっている人間の感覚としては、音楽の入手経路やデバイス、ライフスタイルへの音楽の刺さり方等々が変わったところで、今クラブという現場でやっていること、今後やることに何の変化もないと思ってます。DJは他人の著作物を途切れずに繋げて演奏することにより生み出されるグルーブ感でお客さんの高揚感を煽り、場合によっては踊らせ歌わせ、音楽自体の楽しさをお客さんに伝える。さらに、アルコールを摂取してコミュニケーションが円滑になっている非日常的な環境において、その音楽をハブとして人的交流を促進させることのお手伝いをする。という主たる目的には変わりはありませんし、その目的の対象となるお客様のニーズも大きくは変わっていくことはないと考えます。(何度もいうけどフェスはちょっと違う。)
ここ数年、音楽のデジタル化がクラブシーンにおけるプレイヤーのあり方を変えたことの是非みたいな話をよく目にしますよね。誰でも簡単にDJを出来るようになったから質が下がったとかいうやつ。でも実際はそんなことは全くないし、音楽の形が変わったのは単なる物質的な変化で、上述の通りDJがやることは全く変わっていないと思います。
では、次回はその音楽の物質的変化について書いてみます。
2015/08/21
ラーメンフリークこそ漢である
以前、スニーカーのシグナリングツールとしての機能について述べたけど、ネットとりわけSNS上で一般人がシグナリングするのに適したツールは他にも色々ありますよね。ゲームの情報でも面白い映像でも何でも商売になりユーチューバーが億と稼げる時代。そんな中でも男性が同姓からのリスペクトを得られるシグナルを発することができるツールの代表格は昔から「ラーメン」と決まってます。
スニーカーその他のコレクターズアイテムと違って単価は安いし、新店は全国で年に数千軒オープンするらしくネタ切れはないしで継続して情報発信するネタとしてはうってつけ。老若男女問わずないターゲットが広いというのも好条件。したがって、SNS黎明期にはラーレポが沢山見られたし、僕も仲間と一緒にやってました。走DEBU(ランデブー)っていうブログ。自然解散しちゃったけど非常にもったいないとんでもない高クオリティなブログでした。
そのブログではラーメンに限らず色々なお店について食レポをしてたんだけど、中でもラーメン店レポはレアスニーカーの情報発信と同様、店の情報を持っていること自体が今いけてる感を出せるということもあって、ポーザーにはもってこいのシグナリングツールの1つでした。
しかしながら、今はSNSの発達により食レポ行動が一般化し、情報の伝播速度が速まって情報数が増えたことで情報価値の陳腐化速度が上がってしまい、承認欲求を満たすための手段としての価値が下がってしまったのか、そもそも情報を積極的に発信することが良しとされる時代ではなくなったのか、良いものは独り占めしたいという心理の方が勝るようになったのか理由はなんだか分からないけど、ラーレポ投稿する人は減ってるし、そもそも食レポ投稿自体が減ってる。自分もやらなくなってきた。
だからこそ、情報が洗練され、本当にいけてる情報が出回るようになっていて、情報の受け手としても発信し続ける側としても好都合ではないのかと考えました。ラーメンウィンウィンの時代。
そんな時代だからこそ、ラーメンにまつわるいけてる情報を発信し続けることができているという人に対する男性社会でのリスペクトというのは確乎たるものがある。あいつはずっとブレずに好きな麺というモノを追い続けてるんだなという男らしさの現れにもなり、いけてるラーメン店を知っている男こそ漢だとなる。ならないかww
ということで、「結論としてラーメンなんてそもそも論わざわざ食いにいくもんじゃない」という大前提はわかっているのに男であればわざわざ色んなお店に行ってしまうというという、ラーメンという非常に魅力的なコンテンツについて、「わざわざ行かなくていい店リスト」という形でまとめようと思います。
そしてその先にはもう一つのプロジェクトが・・・ 伏線です。
スニーカーその他のコレクターズアイテムと違って単価は安いし、新店は全国で年に数千軒オープンするらしくネタ切れはないしで継続して情報発信するネタとしてはうってつけ。老若男女問わずないターゲットが広いというのも好条件。したがって、SNS黎明期にはラーレポが沢山見られたし、僕も仲間と一緒にやってました。走DEBU(ランデブー)っていうブログ。自然解散しちゃったけど非常にもったいないとんでもない高クオリティなブログでした。
そのブログではラーメンに限らず色々なお店について食レポをしてたんだけど、中でもラーメン店レポはレアスニーカーの情報発信と同様、店の情報を持っていること自体が今いけてる感を出せるということもあって、ポーザーにはもってこいのシグナリングツールの1つでした。
しかしながら、今はSNSの発達により食レポ行動が一般化し、情報の伝播速度が速まって情報数が増えたことで情報価値の陳腐化速度が上がってしまい、承認欲求を満たすための手段としての価値が下がってしまったのか、そもそも情報を積極的に発信することが良しとされる時代ではなくなったのか、良いものは独り占めしたいという心理の方が勝るようになったのか理由はなんだか分からないけど、ラーレポ投稿する人は減ってるし、そもそも食レポ投稿自体が減ってる。自分もやらなくなってきた。
だからこそ、情報が洗練され、本当にいけてる情報が出回るようになっていて、情報の受け手としても発信し続ける側としても好都合ではないのかと考えました。ラーメンウィンウィンの時代。
そんな時代だからこそ、ラーメンにまつわるいけてる情報を発信し続けることができているという人に対する男性社会でのリスペクトというのは確乎たるものがある。あいつはずっとブレずに好きな麺というモノを追い続けてるんだなという男らしさの現れにもなり、いけてるラーメン店を知っている男こそ漢だとなる。ならないかww
ということで、「結論としてラーメンなんてそもそも論わざわざ食いにいくもんじゃない」という大前提はわかっているのに男であればわざわざ色んなお店に行ってしまうというという、ラーメンという非常に魅力的なコンテンツについて、「わざわざ行かなくていい店リスト」という形でまとめようと思います。
そしてその先にはもう一つのプロジェクトが・・・ 伏線です。
2015/06/19
プロ?
「プロに無償で仕事を頼むDQNはシネ!」
みたいな話がよく出回るようになりました。
でもちょっと待って欲しい。
みんな本当にそんなこと言えるほどプロなのか?
世の中のプロのレベル低くなりすぎてないか?
ユーザーはプロとして信頼するから依頼するんですよ?
その信頼を裏切ってませんか?
最近、アレはできないコレしかできないっていう自称プロや
とてもプロとは思えないような仕事をする、その仕事を生業とする人というのを立て続けに目の当たりにして激萎えた。。
ある意味自分と同業の彼らが、プロとして世の出ているのに
蓋を開けてみたらそんな感じ・・・ むしろお前らがシネよと。
もちろん、それらは素人目にもそれは無いだろっていうレベルで、
どういった理由で対価性があると判断されているのか謎であるのが、
誰の目にも明らかであるというようなプロのパフォーマンスについて述べている。
その点誤解なきように。
ということで、
これまでもずっと、ド素人のポーザーのサラリーマンが
プロの世界で同じ土俵で同じようなことを、
下手したらプロより高次元でやる
ということに拘ってきましたが、今後はより一層
そういう意識でやりたいと思います。
自称プロの皆さん
おれら素人より下手だったり面白くなかったりいけてなかったら
お金もらっていることを、それで食ってることを心から羞じてくださいね。
ことクラブ業界っていうカテゴリの話でいえば、
いけてるっていう要素にはファッション、文化的背景、
人脈、プロップスその他諸々の要素を含めてプロとしての
圧倒的なレベルの違いを求めます。
風営法も変わって、これから職業として確立していく中で、
プロの職業人としての自覚がより一層必要になると思います。
自分の成果物、パフォーマンスには相応の対価性があるのか、
自称プロの方々はしっかり再確認いただきたい。
もちろん、自分の周りにはそういうプロはいません。
そこもポイントだよね。
恐らくそういう人の周りには、有象無象の自称プロが集まってるんでしょう。
Subscribe to:
Posts (Atom)