2015/05/11





自分もさんぴんには雨だからっていうか何だかあまのじゃく的に行かない程度のヘッズでもないガキでした。
ほとんど当時の記憶は無いけど、今の自分は全てあの時代の経験や価値観から出来上がってるんだと思う。

あの空気っていうか何だろうなーあれ、あれを体感できて本当に良かった。 あの時代の彼らに出会えてよかったとしか言いようが無い。ありがとうございました。

ご冥福をお祈りします。

2015/03/19

先日ジョーダンについてはアピールツールとしての価値が低下したから興味ないと書きましたけど、本当に一気に市場価値が下がってしまったように感じます。。 一方アディダスが話題の中心で売れているように見えますが、実際にはそんなことは全く無いとアディダス社員の友人が言ってました。
結局のところモノが売れて無いんでしょうね。 そもそも論、運動靴のくせに高すぎて買わないし、そういうカルチャーやファッション自体が小規模なのもありますが、若い人達がお金を使わなくなっていることもまた事実なんでしょう。
我々30代のBBOYはその文化というか生き方というか結局は宇田川町という街になのか、これまで何百万単位のお金を落として大人になりました。 それは、特定のカルチャーの中で生きるための必要経費であり、投資だったと思う。 自分の場合、更にダブプレートという凄まじい沼にはまり、20代で稼いだお金の大半をつぎ込んでしまったため、今非常に苦しい思いをしています。 若い頃はよくあいつはボンボンだからみたいなことを言われて大変嫌な思いさせられましていまだに恨んでいますwが、実際は自分で働いて稼いだボーナスを全額後輩に渡してダブを録りにジャマイカに行かせるなどして全てリーガルに自分自身の労働の対価として得たお金だけをひたすら音楽につぎ込んでました。 とはいっても、もちろん新卒リーマンが稼ぐお金ですから大したことはない。でもそれを貯蓄して投資してきた周りの同世代と比較するととんでもない資産の開きができてしまったのは事実。。。 周りは家を買い、車を買いしている中、自分は何もできていないし。。
じゃあ今後悔をしているか?というとそうでもなくて、結局こういう人生でよかったなと思ってますよ。 そうやってお金を使ってしてきた経験とそこで得られた人との繋がりが今の自分の人生を本当の意味で豊かにしてくれていると思ってます。
何故こんな話をするかというと、ちょっと前にこのような記事が話題になったのがきっかけ。
http://soundrope.com/blog/newdj-record/
和訳が下手なのか元の文章がいけてないのか、これ自体全然魅力的じゃない文章になっちゃってるけど、若いDJは一読を。
自分は、内容については、真っ向から否定するつもりはないけど、いまいまのDJに求められる要素ではないと思ってます。 自分で曲やリミックスを作って、Webにアップして、評価を得て、ブッキングを受けてできもしないDJをぶっつけてガンガンやって何となくできるようになってく。こんな感じのほうが遥かに上手くなり有名になる近道でしょうし、金銭や時間や労力の投資対象としてレコードっていうのは違うかな。 でも、この記事をみんながシェアした時に思ったのは、きっと本来この文章の中でしっかり説明されるべき重要な要素があってそれを伝えたいなってこと。 それは、アナログレコードを物質的に集める際に生じる人的コミュニケーションの大事さ。いわゆるリンクってやつ。その経験のためにお金や時間という大事で有限な資源を使って物質的な収集をすることも重要だと。
今でこそ買い物は全て通販が当たり前で、リアルな店舗に行ってネットより高いものを買うなんていう金銭&時間的なコストを割くことは非常にムダだと思われる時代になってますが、お店で人やモノに触れながら、怖い店員が進めるものを無理やり買わされたり、色んな失敗を繰り返しながら、「ああ、自分が本当に好きなものはこういうものなんだ」っていうのを手探りで掘り当てていく。これがとっても大切で、Digといわれる行為の本質であるし、その上に成り立つのがDJなどのカルチャーだと思ってます。先のリンク先のコラムの①は大分端折ってるけどそういうことかなと思います。
話が散らかってきて、何が言いたいのか良く分からなくなってきたけど、要するに、お金や時間などを使うという行為には当然ムダが伴うけど、正しい使い方をすることで、将来とても重要となる経験や人との繋がりが得られるなど、本当の意味での投資に繋がるってことです。
いやいやおっさん、今はSNS他のツールで全世界と一瞬でリンクしてお前らがやってきたことより遥かにでかいことが効率的にコストもかけずにできるんだって言われるんだ思うけど、じゃあそれをやって見せてくれ。日本で若いとんでもないプロデューサーやDJが欧米並みに出てきたら自分の考えは改めようと思います。

2014/10/10

人は何故ジョーダンを履くのか②

先の話しのようにジョーダンやスニーカーを取り巻く現状を憂うのもポーズで、単なる先いってる感や分かってる感の醸成でしかないです。とか言い出すと、ほんと嫌なやつだなってことになるので(もうなってるか)この辺でごたくを並べるのはやめて次の話。
シグナリング理論というミクロ経済学の考え方があります。これは、市場(特に労働市場)において、情報を持っている人と持っていない人とが向き合ったとき(これを情報の非対称性が生じた場合という)私的情報を保有している方が、情報を持たない側に情報を開示するような行動をとるという概念です。
企業は有能な人を雇いたいと思うのは当然ですが、雇って働いてもらうまではその人が有能かどうかは分かりませんよね。これが企業と労働者間の情報の非対称性です。そこで、雇われたい側の我々はどうするか?自分が有能であるから雇って欲しいというアピールをしなければなりません。その1つの手段として提示される私的情報が「学歴」です。学歴が仕事の能力と直結しているものとは必ずしもいえませんが、自分が有能であることを企業側に知らしめるサインとしては有効な手段だと考えられます。
高学歴になるためにには受験をクリアするための無駄な受験勉強という時間的コストと塾代などの金銭的コストをかけて膨大な無駄が発生します。でも、このコストが企業に雇われて将来的に高い給料がもらえてペイすればそれは経済的にも意味があろうと考えたのです。これらをシグナリング理論といいます。
 これをストリートカルチャー(言い方ダサいけど便宜上そうします)に置き換えて考えると、我々は、素性が分からないお互いに相手方の情報を持たない人同士の集まる場所で、どうやって自分にその世界で価値があるか、ちゃんとストリートカルチャーを理解して、しっかり流行をフォローできているかを他者にアピールすればいいでしょうか?
簡単なのがファッションです。その中でも最も簡単に情報を発信できるのがスニーカーです。なぜならスニーカーは洋服と比べたらブランド数が少なく、特にストリートカルチャーに限っていえば欧米の数ブランドに集約されていると思われます。その中でも数が少ない、値段が高いなど特殊なモデルは限られるため、そういった特殊なモデルを所有していることを他者に情報発信しアピールすることができれば、簡単にストリートカルチャーの中で価値の高い人間であることをシグナリングできるのです。シグナリング理論でいうところの学歴と同じような機能をスニーカーが果たしてくれます。
この最たる例がナイキのレアスニーカーであり、ジョーダンなのです。だからこのカルチャーに身を置く人たちはこぞってレアジョーダンに手を伸ばす訳です。2万弱ぐらいの投資と、並んだり抽選にいったりする労力、または4万ぐらいのプレ値を出すという無駄なコストをかけても、その世界でいけてる人として認識されるという目的が果たされれば経済的に意味がある訳です。
 先のエントリーではジョーダンを履くことはポーズだといいましたが、シグナリング効果を得るために他者に情報発信をすることこそポーズの本質なのです。
これが、人は何故ジョーダンを履くのかということに対する僕なりの考えです。
つづく。

2014/10/09

ちょっと前に「若者に欲が無い云々」というブログ記事を読みました。今の若い人たちはモノでの評価ではなく別の形で承認欲求を満たすことを求めるようになったから、物欲がないという風にオヤジ共には写るのではないか?というもの。これ果たしてそうなのかな? 自分は物欲死ぬほどあります。小金持ちだったらサンローラン風スタジャンは作らないで普通に買うし、大金持ちだったらサンローランに裏地は迷彩にしろとかオーダーするし。単純に金がないんですよ。満たしたい物欲を満たすだけの。
でも承認欲求云々というところは確かにと思う所もありましたのでそのお話。 確かに近年SNSなどでより他人へのアピールがしやすくなったし、他人からのレスポンスももらいやすくなったから、若い人の中での感覚や日々の行動が変わったと思う。承認欲求を満たすための行動を起こしやすくなった。(実際満たされているか否かではなく)
↑で書いたサンローランの話もそれに繋がるんだけど、僕は自分の自己顕示欲を満たし、承認欲求を満たすためには「サンローラン風スタジャンを作る」という動きがきっと見栄えがよろしかろうと思ってそのような行動に出ている訳です。 簡単にいうと、僕はいけてるものをキャッチするアンテナ感度はいいし、かっこいいことしてるから「いけてる人認定してね」っていうアピールのため。音楽やらファッションやらに関して「分かってていけてる人」として回りに認識してもらうため。正に承認欲求を満たすためですね。 僕はこれを「ポーズ」呼んでいます。 本当に好きであるか否かに関わらず、承認欲求を満たすためのツールとして、他人にアピールする際に自分のプロフィールの付帯要素として利用される洋服や音楽やスポーツ。これをアピールすることをポーズと称し、これを分かってやってる人をポーザーと呼んでいる訳です。
めんどくせーやつでしょ?「めんどくせーちょっと賢い人風」に見せたいのもポーズだからそういう「ポーズ」を取ってるんです。
さて、そのポーズの最たる例として挙げられるのが、「スニーカー」ではないでしょうか?二十歳そこそこの子達が、自分の生まれるより前のデザインの、知りもしないバスケ選手の専用モデルの運動靴に関する発売日情報を躍起になってやり取りして、入手できたか否かをSNSで伝え合い評価し合う。下手したらバイト代はたいて3,4万出しちゃう。 こうなってくるとその運動靴が本当に好きかどうかなどもはや関係なくなっちゃってる訳で、希少性の高い商品をいかに早いタイミングで情報をキャッチしたりそれを入手するルートを持っているかということの競い合いになってしまっています。
もちろん、こうした行動は運動靴メーカーのブランディングの賜物でもありますが、SNSなどの進化という時流が作り上げた新しいライフスタイルなんでしょう。 だから、スニーカーを本当に愛してコレクションしている人は除いて、自分を含めた大多数の人は単なるポーザーだと思ってます。
で、もうジョーダンには興味がないんですよ。いけてる人認定されるためのツールとしては弱いから。 ジョーダンはそういうツールに成り下がってしまったんです。 元々大好きでしたよ。最初に買った6は壊れてボロボロになってもずっとしまってありました。 だからこそ今の状況が寂しくて逆にこういうエントリーを書いた次第です。 この話続きます。

2014/04/24

皆さんご承知のように、ageHaという日本が世界に誇る日本一のクラブの中でも最も特徴的で魅力的なエリアで行われているイベントに毎月参加させてもらっています。 第一金曜 A G E P A @ ageHa もはや日本を代表するイベントでしょう。 女性のためのイベントで、趣向をこらせた企画で全面的に女の子が楽しめる空間を作っているすごいイベントです。 それが故、ともすると、チャラいんじゃないの?ちゃんとした音楽やってんの?と思われたりもします。 が、そんな中で、我々TPPほかWATERのメンツはしっかりブラックミュージックを提供しています。 更にBeenutsとPOSE CLOTHINGで大人のファッションもいわゆるBBOY的ストリートファッションも提示しています。 十数年の間、東京のクラブシーン、中でもレゲエやヒップホップというライフスタイルそのものが価値となるハードコアな世界で生き抜いてきましたので、 色々なマナー、クラブや音楽の楽しみ方、ライフスタイルとしての音楽の提供の仕方、諸々分かってますので安心して遊びに来てください。