2015/08/21

ラーメンフリークこそ漢である

以前、スニーカーのシグナリングツールとしての機能について述べたけど、ネットとりわけSNS上で一般人がシグナリングするのに適したツールは他にも色々ありますよね。ゲームの情報でも面白い映像でも何でも商売になりユーチューバーが億と稼げる時代。そんな中でも男性が同姓からのリスペクトを得られるシグナルを発することができるツールの代表格は昔から「ラーメン」と決まってます。


スニーカーその他のコレクターズアイテムと違って単価は安いし、新店は全国で年に数千軒オープンするらしくネタ切れはないしで継続して情報発信するネタとしてはうってつけ。老若男女問わずないターゲットが広いというのも好条件。したがって、SNS黎明期にはラーレポが沢山見られたし、僕も仲間と一緒にやってました。走DEBU(ランデブー)っていうブログ。自然解散しちゃったけど非常にもったいないとんでもない高クオリティなブログでした。

そのブログではラーメンに限らず色々なお店について食レポをしてたんだけど、中でもラーメン店レポはレアスニーカーの情報発信と同様、店の情報を持っていること自体が今いけてる感を出せるということもあって、ポーザーにはもってこいのシグナリングツールの1つでした。

しかしながら、今はSNSの発達により食レポ行動が一般化し、情報の伝播速度が速まって情報数が増えたことで情報価値の陳腐化速度が上がってしまい、承認欲求を満たすための手段としての価値が下がってしまったのか、そもそも情報を積極的に発信することが良しとされる時代ではなくなったのか、良いものは独り占めしたいという心理の方が勝るようになったのか理由はなんだか分からないけど、ラーレポ投稿する人は減ってるし、そもそも食レポ投稿自体が減ってる。自分もやらなくなってきた。

だからこそ、情報が洗練され、本当にいけてる情報が出回るようになっていて、情報の受け手としても発信し続ける側としても好都合ではないのかと考えました。ラーメンウィンウィンの時代。

そんな時代だからこそ、ラーメンにまつわるいけてる情報を発信し続けることができているという人に対する男性社会でのリスペクトというのは確乎たるものがある。あいつはずっとブレずに好きな麺というモノを追い続けてるんだなという男らしさの現れにもなり、いけてるラーメン店を知っている男こそ漢だとなる。ならないかww

ということで、「結論としてラーメンなんてそもそも論わざわざ食いにいくもんじゃない」という大前提はわかっているのに男であればわざわざ色んなお店に行ってしまうというという、ラーメンという非常に魅力的なコンテンツについて、「わざわざ行かなくていい店リスト」という形でまとめようと思います。

そしてその先にはもう一つのプロジェクトが・・・ 伏線です。